2020-02-26 第201回国会 参議院 資源エネルギーに関する調査会 第3号
いわゆる放射冷却はかなり波長の長い光で出ていきますから、それの長い年月における、先ほど荒戸先生がおっしゃったように、バランスの中で微妙にじわじわじわと動いているのが地球の温度であって、我々が平均と呼んでいるのは、何が平均なのかというのは非常に難しい問題があると思います。
いわゆる放射冷却はかなり波長の長い光で出ていきますから、それの長い年月における、先ほど荒戸先生がおっしゃったように、バランスの中で微妙にじわじわじわと動いているのが地球の温度であって、我々が平均と呼んでいるのは、何が平均なのかというのは非常に難しい問題があると思います。
いわゆる逆転層というのは、普通は上に行けば行くほど気温が下がるというのが当たり前なんですけれども、放射冷却、そういう現象によって地上付近の気温が低下するというときに起きる現象なんですね。こういう逆転層が起こると、いわゆる空気の対流が起こらなくなってしまって、濃霧やスモッグが発生する要因となる。
この層を接地逆転層と呼び、接地逆転層が形成されると、この層を突き抜けて空気の塊が移動するのを防げるので、空気の塊が拡散しにくくなるということで、一般的には委員御指摘の放射冷却という現象もそうでありまして、これは、この公田地域に限らず、放射冷却現象というのは見られるものでございます。
さらに、この南浅川の谷部と南道路計画の紅葉台の谷、ここは山ろく部が放射冷却によって気温が低下をする。上部が高くなって、大気の汚染物質が拡散されずに停滞するのですね。放射冷却、逆転層、これが予測をされるということですけれども、当然この部分においても逆転層の調査を行うべきだと思いますけれども、その点いかがでしょうか。
御指摘の逆転層は放射冷却や風速などの気象条件によりまして発生し、逆転層が発生すると、汚染物質が拡散しにくくなるなどの現象が生ずるというふうにされておりますが、その具体的な発生あるいはその影響ということについて予測することは現状では困難な状況にあると認識しております。
当時は高気圧が本州一帯に張り込んでおったわけでありますが、太平洋岸が低気圧がありましたので、そのために四月十八日に静岡県はその意味で移動性高気圧に覆われるということになったのでありまして、夜間の放射冷却が厳しくて各地で気温が非常に低下いたしました。
霜の起こる気象条件と申しますと、普通、夜間天気がよいために夜間冷却、放射冷却が進みまして温度が下がる。その場合に風が強いと余り下がりません。もちろん天気が悪くなれば下がりません。したがいまして、霜の予報をするためには、気温の変化と風の変化と天気の変化を連続して見る必要がございます。
今回長野県下に大被害をもたらした異常気象は、去る四月二十八日朝大陸に発生した高気圧が日本海南部から東北地方を通過した際に起きたもので、高気圧におおわれた地方は、無風快晴となり、地上の熱が逃げる現象、すなわち、放射冷却現象を起こしたものであり、これにより、所によっては零下数度というきびしい寒さが長時間続いたのでありまして、各種農作物及び幼齢林等に凍霜害の発生を見るに至ったのであります。
今回長野県に大被害をもたらした異常気象は、去る四月二十八日朝、大陸に発生した高気圧が日本海南部から東北地方を通過した際に起きたもので、高気圧におおわれた地方は無風、快晴となり、地上の熱が逃げる現象、すなわち放射冷却現象を起こしたものであり、これにより、ところによっては零下数度というきびしい寒さが長時間続いたのでありまして一各種農作物及び幼齢林等に凍霜害の発生を見るに至ったのであります。